広島高速5号線・二葉山トンネルのシールドトンネル工事について専門家による委員会が開かれ、住宅地の下の掘削が終わった後、地表面の変位を測る方法などについて審議がされました。

委員会に先立ち行われた「住民代表による意見表明」では地元住民が、なぜこれまで「ない」と言われた騒音・振動被害があったのか技術的調査を行うべきなどと訴えました。

掘削工事は現在、およそ4分の3まで進み、トンネルを掘るシールドマシンは来月、最後の住宅地・牛田地区を通過する予定です。

委員会は工事後に地表面の変位が収束したかを判断するための計測方法や計測期間などについて審議を行いました。
公社からは工事完成から1年は月に1回、様々な計測を行うことやその後も10年程度は計測を続ける方針が示され、妥当との評価を受けました。

【広島高速5号線トンネル施工管理委員会・小山幸則委員長】
「基本的に妥当な結論だと思います。(騒音・振動被害については)公社あるいはJVがちゃんと対応して、原因について検討されると思います」

【広島高速道路公社・小倉宏彦建設部長】
「慎重かつ安全第一で進めていき、一刻も早く工事を完成させたい」

広島高速道路公社は今後、計測方針を決定し地元説明を行うとしています。

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