上山城で、藩士が持っていた刀や甲冑(かっちゅう)を展示した企画展が開かれていて、150年以上の時を経て地元に帰ってきた刀も展示されている。

この企画展は、刀と甲冑を中心に、城の所蔵品や地元の人から借り受けたものなど、48点が展示されている。

例えば、1868年に勃発した戊辰戦争当時、上山藩総督だった山村求馬(やまむらもとめ)が使っていたとされる刀。
この刀はこれまで県外で保管されていたが、岩手の所有者に上山城郷土資料館の学芸員が貸し出しを依頼し、今回、156年ぶりの里帰りが実現した。

(上山城郷土資料館学芸員・長南伸治主任)
「詳しくない方でも、館内に歴史・種類など詳しく解説したボードもあるので、ためになる知識を得てもらえたら嬉しい。見た目の美しさは今でも引き込まれるようなものがあるので、歴史を感じながら鑑賞してほしい」

この企画展は、上山城特別展示室で6月9日まで開かれている。

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