5月9日午後、札幌市で2024年第1回目のヒグマ対策委員会が開かれ、2024年度の方針が話し合われました。
5月9日、第1回札幌市ヒグマ対策委員会が開かれました。委員会では2024年度のヒグマ対策として個体識別調べるため、カメラなどを増強するほか、電気柵設置やドローンを活用する案などが話し合われました。
札幌市では5月7日、西区西野で森の中を歩く親子のクマ3頭や、4月24日には南区簾舞で山を歩く1頭のクマの姿が目撃されています。
2024年度、クマやクマの痕跡は8件確認されていますが、2023年度の同時期と比べ約3分の1に減少しています。
2023年度20件にものぼっていた札幌市・南区では、2024年度の目撃件数はわずか1件に留まっています。
その理由は。
「(2023年度は)同じ個体が繰り返し目撃され、出没件数がぐっと押し上げられている。人に無警戒ということで有害性ある個体として3頭を捕獲している」(札幌市環境共生担当課 坂田一人課長)
「メスの個体が捕獲されているのでその地域では、出没件数は少なくなると思う。全て捕獲されているわけではないので引き続き注意が必要」(道総研エネルギー・環境・地質研究所 釣賀一二三自然環境部長)
札幌市はDNA調査で問題個体を特定し、対策を進めるなど人とクマとの住み分けを図りたいとしています。
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