日本の司法における「正義」とは何かを突きつけるドキュメンタリー。1992年に福岡県飯塚市で小学1年の女児2人が殺害された「飯塚事件」。犯人とされた久間三千年(くまみちとし)は、2006年に最高裁判所で死刑が確定、08年に刑が執行された。現在も弁護団が冤罪(えんざい)を訴え、再審請求を行っている。
本作の特徴は、立場の異なる人物の「正義」を聞き取り、インタビューを対等に扱っていることだ。元警察官、久間の妻、記者、それぞれの主張は食い違う。誰の正義に拠るかで見え方は180度変わる。
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