秋田県内では大型連休から本格的な田植えシーズンが始まっている。青空が広がった10日、由利本荘市の田んぼでは農家が田植えを進めていた。
佐藤愛純アナウンサー:
「青空が広がり、鳥海山が顔をのぞかせている。由利本荘市本荘の田んぼでは田植えが行われている。暖かい風が吹いて、苗が気持ちよさそうに風に揺れている」
田んぼに次々と植えられるのは、長さ12センチほどの苗。
由利本荘市本荘の渡辺俊明さんは、18ヘクタールの田んぼで「あきたこまち」と「ひとめぼれ」を栽培している。
田植え作業は5月3日から始まり、作業は大詰め。4月中旬に種まきをした苗を植えていた。
渡辺俊明さん:
「4月の育苗期間が暖かかったり寒かったり、とても難儀した。高温障害が少し出ていた苗もあったが、この町内では田植えは終盤に入っている」
特に、各地で記録的な気温となった5月15日の高温の影響は大きく、ハウス内の温度管理を徹底するなどして乗り越えた。
渡辺さんの田植え作業は10日が最後。佐藤アナウンサーが田植え機の操作の手ほどきを受け、田植えを手伝った。
渡辺俊明さん:
「なるべく真っすぐいくように、線に沿わなくて気に入らなかったら解除して停止。そしてまたすぐに開始。じゃあ、大体自分の思う通りに…」
佐藤愛純アナウンサー:
「真っすぐ、真っすぐになるように。渡辺さん、どうですか?」
渡辺俊明さん:
「良いんじゃない?曲がってる、内側に。でも大丈夫」
秋にたわわに実った稲穂がより待ち遠しくなる貴重な経験となったようだ。
冬場に雪が少なかったことから「水不足」が心配されている。「夏場に不足するのでは」という懸念があるものの、おいしいコメを届けられるよう、先を見据えている。
渡辺俊明さん:
「いまから猛暑とか水不足を心配しているが、いままでもそういうことはあったので、経験からみんなで協力し合って秋に向けて精一杯頑張る。秋を心待ちにしてもらいたい」
渡辺さんの田んぼでは、9月中旬に収穫を始める予定。
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