熊本県は12日、水俣病かどうか判断する審査会を開き、木村知事が就任後、初めて出席しました。

審査会の冒頭、木村知事は「いまなお審査を待つ人がいる。申請者の個々の事情を丁寧に考慮し、着実に審査を進めたい」とあいさつしました。

また、環境省の「マイクオフ問題」をめぐり水俣病の被害者団体が伊藤環境大臣に詰め寄り抗議した様子を、木村知事が10日の定例会見で「つるし上げ」と発言したことについて、改めて謝罪。「誠心誠意、水俣病問題に取り組んでいきたい」と述べました。

12日は、60代以上の男女15人の審査が非公開で行われました。

県によりますと審査を待っている人は4月30日時点で333人、このうち30人は申請から10年以上が経過しているということです。

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