山形市のガス会社が、大地震などでガス管が壊れたことを想定し、引火による火災や爆発事故を防ぐための応急訓練を行った。

訓練を行ったのは、山形市中心部に都市ガスを供給する「山形ガス」。訓練は、災害でガス管が壊れガス漏れが発生した際の応急処置などを確認することが目的で、13日は、新入社員や、普段ガス管の補修にあたらない社員など、約80人が参加した。参加者は、露出したガス管と地中に埋まったガス管、それぞれに引火した場合の消火の仕方の違いを確認したほか、ガスが漏れている箇所を特定したり、特殊な器具やテープなどで応急処置をする手順を学んだ。

(山形ガス・金子修・工事センター長)
「ガス管が新しくなってきてガス漏れする頻度が少なくなった。毎年1回こういう
訓練が貴重な経験の場になるので、学んでもらっている」

山形ガスでは家庭でガスの臭いがした場合、すぐに元栓を閉め、電気のスイッチには触れずに、空気より軽い都市ガスは窓を開け、空気より重いプロパンガスは大きく窓を開けてほうきで掃き出すようにして、ガスを外に逃がしてほしいと話している。

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