神戸市は12日、市立王子動物園(同市灘区)で飼育され、3月31日に28歳で死んだジャイアントパンダ「タンタン(旦旦)」(雌)の追悼式を5月10日に開催すると発表した。一般参列者は今後、募集する。
献花のほか、在りし日のタンタンの映像の上映、飼育員の追悼の言葉がある。一般市民の参列は100人程度に限定する。ライブ配信で視聴できる。
タンタンは2000年に中国から来園、阪神大震災からの復興のシンボルとなり、親しまれた。20年が貸与期限だったが、新型コロナウイルスの感染拡大や心臓疾患の治療で5度延長していた。
園は2日、パンダ舎に献花台を設置。タンタンをしのぶ市民らから約3300本の献花が寄せられているという。久元喜造市長は記者会見で、タンタンの記憶を後世に残すシンボル的なものの設置を検討する考えを明らかにした。【栗田亨】
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