宮城県大崎市の酒造会社で、今シーズンの酒造りの仕込みを終え、作業の無事を感謝する神事、「甑倒し」が行われました。

神事が行われたのは、大崎市松山にある「一ノ蔵」です。今シーズン最後の仕込みを終えた後、杜氏や蔵人などが集まり、神事を行って、今シーズンの作業の無事を感謝しました。

「甑」は、酒米を蒸す大き容器のことで、昔は仕込みを終えると「甑」を横に倒し、翌年に備える風習があったことから、この神事を「甑倒し」と呼ぶようになりました。

一ノ蔵 門脇豊彦総杜氏
「気候変動によって米の品質が変わることに関して、農家の方々も苦労されると思いますが、農家の方々と一緒に作り上げた米で(来シーズンも)今シーズン以上のお酒をつくっていきたいと思っています。」

次のシーズンの新酒の仕込みは9月下旬に始まる予定です。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。