春キャベツの値上がりが止まらず、都内では1玉1000円超えの衝撃価格で販売する店もあった。この価格高騰で、ラーメン店やお好み焼き店などの飲食店では対応策に追われていた。
「え!そんな上がるの?」ラーメン店店主も困惑の高騰
東京都内の青果店では、キャベツに目を疑うような値が付けられていた。
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こちらキャベツ1個なんと税込み1026円と書いてあります。「もう止まらない…ごめんなさい!!」と書いてあります。
「ごめんなさい!」と店が謝るほど値上がりしているのが春キャベツ。
もはや1玉1000円超えの衝撃価格となっている。
都内にある人気ラーメンを訪ねてみると、券売機には「キャベツトッピング中止」の貼り紙があった。
家系ラーメンの濃厚な味と相性抜群のキャベツトッピングが、価格高騰の波を受け販売中止となっていた。
武道家 早稲田本店 滝坂 滋晃店主は「え!そんな上がるの?って。野菜とかその他の材料がちょこちょこ上がるのはあったけど、(キャベツの)上がる額がすごかった」と驚きを隠せずにいた。
2023年の同じ時期、キャベツの卸売価格は1キロ当たり71円で、その後は横ばいだったが、5月に入り約3倍の222円に高騰した。
キャベツが主役とも言える「広島お好み焼き」を提供する店の店長はこう話す。
マスター 山根洋介さん:
キャベツの量少し減らしてもやしでかさ増しして調整している。
マスター 山根洋介さん:
キャベツの量は通常より2割程減らしている
と、看板メニューに使うキャベツを減らしモヤシを増量する作戦だと明かす。
春先の寒さが“キャベツショック”の原因か
この“キャベツショック”はなぜ起きたのか。
神奈川・三浦市のキャベツ農家・原田さんが挙げたのは天候だ。
キャベツ農家・原田泰則さん:
今年は今までにない寒さが続いたせいで、育ちが止まってしまったっていうのが原因だと思います。
春先の寒さで生育が悪くなり品薄状態が続いていることが原因とみられている。
キャベツ農家・原田泰則さん:
親がもう60~70年、農家をやってる中で「初めてだよね、こんな年は」って言ってましたね。
(「イット!」 5月15日放送より)
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