母国の医療の向上を目指し、タイの大学生が宮崎県内の医療現場で視察研修を行っています。16日は宮崎大学医学部附属病院を訪問しました。

(秦萌記者)
「到着したのはタイの大学生たちです。母国の医療向上に向け、これから宮崎大学で視察を行います。」

宮崎大学医学部附属病院を訪れたのは、タイのキングモンクット工科大学で医療工学などを学ぶ3年生と4年生合わせて20人。病院や企業などの医療系技術者を目指しています。

学生たちはリハビリテーション室で、加齢などによる運動機能の低下=ロコモティブシンドロームを防ぐために宮崎大学が開発した「ロコボット」について説明を受けました。

(LOCOBOT 大内宏輝取締役CMO)
「ロコボットを使うと楽しいので、痛みを忘れてリハビリすることができます。」

このあと、学生たちも実際に挑戦!
ボード状のコントローラーの上で重心を移動させてボールを動かしました。

(タイの大学生)
「楽しくて痛みを忘れるからとても素晴らしい。もし機会があれば、これをタイでやってみたい。」

(タイの大学生)
「(将来は)医療系の企業で働きたい。医療機器の開発などに参考になることが多かった。」

学生たちは、5月23日まで県内にある医療機器の工場などを巡り24日に帰国、宮崎で学んだことを母国で生かしたいとしています。

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