四国では愛媛県新居浜市の赤石山系の銅山峰付近のみに群生し、国の天然記念物に指定されている高山植物「ツガザクラ」が見頃を迎えています。

風に揺れる淡いピンクの花。高山植物のツガザクラです。眼下には新居浜の平野が見渡せます。

赤石山系の標高約1300メートルの銅山峰付近は、国内のツガザクラ群生の南限とされ、国の天然記念物に指定されています。

ツガザクラは高さが10~15センチのツツジ科の常緑樹。葉がツガの葉に似て5~8ミリ程のサクラのような花をつけることからこの名がついています。

今年は例年よりも1週間ほど早い5月初旬から白や淡いピンクの花が咲き始め、17日時点で見頃がピークを迎えているということです。

銅山峰付近には県の内外から登山客が訪れ、この時期ならではの小さく可憐な花を楽しんでいます。

男性の登山客:
「きれいですね。南限ですのでねここ。写真が趣味でこういう高山植物を撮るのは楽しいですね」

女性の登山客:
「かわいらしいね。本当に大切にしてほしいですね」

銅山峰のツガザクラは過去に盗掘の被害がにあっていて、ツガザクラ自然保護協議会は「高山植物の持ち帰りは犯罪行為なので、モラルを持って楽しんでほしい」と呼びかけています。

市によりますと、銅山峰のツガザクラは19日頃まで見頃が続くということです。

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