次の衆院選の出馬会見に臨んだ自民党の二階俊博元幹事長の三男・伸康氏(46)。会見では、二階元幹事長が病院に入院していることを明らかにしました。

■50億円「政策活動費」使途は不明も…

自民党 二階伸康氏
「人間として、また父としては、本当に尊敬するべき師である」

 会見で父への思いを口にしたのは、自民党の二階俊博元幹事長の三男・伸康氏です。

 支援者に囲まれた檀上に立ち、次の衆院選で和歌山新2区から立候補することを表明しました。

 父・二階氏の現在の様子については、入院していて、歩行のリハビリを行っていると明かしました。

伸康氏
「(Q.二階元幹事長の近況は?)ちょっと連休前に、風邪をこじらせたような状況で、病院に入ったといったところがあります」

 二階氏といえば、今年3月…。

記者
「政治資金パーティーの問題、不記載であったことに責任を取られたと考えていい?それともご年齢の問題?」

二階元幹事長
「年齢の制限があるか?」

記者
「年齢制限はないですが、お歳を考えてということではない?」

二階元幹事長
「おまえもその年くるんだよ。ばかやろう」

 派閥の裏金問題の責任を取り、次の衆院選に立候補しない考えを表明。ただ、幹事長在任中のおよそ5年間に党から受け取っていたおよそ50億円の「政策活動費」の使途は未だ明らかにしていません。

 世襲批判も巻き起るなかでの、伸康氏の立候補の表明。

伸康氏
「今の状況においては世襲のことも含めて、 最後は有権者の皆さまに選挙という機会を通じてご判断をいただくというのが、それしか方法がないのではないかと、今のところは考えております」

 和歌山新2区からは、元県議の楠本文郎氏(69)が、共産党公認で立候補を表明しています。

(「グッド!モーニング」2024年5月18日放送分より)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。