この演奏会は名古屋市の胡弓の演奏家、石田音人さんらが穴水町の避難所で開きました。

石田さんは阪神・淡路大震災や東日本大震災など各地の被災地で演奏会を開いていて、今回は輪島塗のおわんを使った胡弓を自作し、演奏会に臨みました。

演奏会では「ハナミズキ」や「上を向いて歩こう」など10曲を披露し、集まった人たちは手拍子をしたり体でリズムをとったりしながら、弦を弓でこすって奏でられる柔らかな音色を楽しんでいました。

演奏を聴いた穴水町の70歳の女性は「胡弓は初めて聴きました。感動的で心にしみました」と話していました。

石田さんは「胡弓の音を聴いて初めてほっとできたと被災した方から伺い、大事なお手伝いができたと思いました。応援し続けるという思いを演奏で届けたいです」と話していました。

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