国産の捕鯨母船として73年ぶりに作られた「関鯨丸」が21日、初めての漁に出ました。
山口県下関市では、午前9時半から関鯨丸の初出漁式が開かれ関係者約100人が参加しました。
全長112.6メートル、総トン数9000トンを超える関鯨丸は、去年引退した日本唯一の捕鯨母船「日新丸」の後継として73年ぶりに作られた国産の捕鯨船です。
関鯨丸では、これまでの約3倍にあたる重さ70トン級のナガスクジラを引き揚げることが可能になったほか、クジラの肉860トン分を保冷できるようになっています。
21日に出港した関鯨丸は、日本の排他的経済水域内の東北沖や北海道沖で漁を行った後、12月中旬に下関港に戻る予定です。
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