給食の魅力アップを目的に北九州市が進める「おいしい給食大作戦」。

中華やイタリアン、和食の料理人がアイデアを出し合う中、今回は大学生が提案です。

◆九州女子大学 竹之下友香さん
「傷があったり、大きかったり、中が空洞化しているトマトは出荷できないということだったので、そちらのトマトをいただいて実際にハヤシライスを作っています」

北九州市の「おいしい給食大作戦」。

第2弾で登場したのは「なでしこハヤシライス」です。

メニューを提案したのは九州女子大学の学生で、21日は、北九州市の深町小学校の給食に参加しました。

この「おいしい給食大作戦」は、北九州市が給食の魅力アップを目的に事業を展開しています。

市内の有名店の料理人や大学の専門家などが「給食応援団」を結成し、栄養面やメニュー作りをサポート。

給食の材料費が上がることはなく、保護者の負担額も変わりません。

◆九州女子大学 竹之下友香さん
「学校給食が1人当たりの金額が決まっているので、ハヤシライスに使えるのは70円以内ということだったので、そのために工夫しました」

地元・若松産の規格外トマトを活用し、牛肉ではなく豚ひき肉を使うなど材料費の削減に努めたということです。

学生が約半年かけて完成させた自慢の一品。

特別にいただいてみるとー

◆記者リポート
「久しぶりの給食です。いただきます。フレッシュでさっぱりとしたトマトをしっかり感じます。給食でこのクオリティはすごいですね」

栄養とうまみがたっぷりつまった「なでしこハヤシライス」。

トマトが苦手の子どもたちにも好評のようです。

◆6年生
「幼稚園の時からミニトマトとか嫌いだったんですけど、これは、ほんのり甘くて美味しいです」

◆6年生
「これなら食べられる!」

◆6年生
「トマトの酸味が効いていて美味しいです」

北九州市では今後、地元のシェフが作る給食メニューも続々と登場する予定です。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。