本格的な時期を迎えた田植えの話題。酒田市の小学校では、子どもたちが授業の一環で伝統衣装に身を包み、田植えに挑戦した。

これは、酒田市の南平田小学校が、授業で米づくりを学ぶ5年生を対象に毎年行っている名物授業。男子が「菅笠(すげがさ)姿」、女子が「はんこたんな」に絣(かすり)の伝統衣装で田植えを体験する。

学校の裏にある田んぼは5アールの広さで、さっそく裸足で中に入ると、25センチ四方の「十字の印」を目印に、つや姫の苗を5本程度ずつ手作業で植えていった。
腰を折り曲げながらの田植えは重労働だが、この苦労を知ることも授業のねらいの1つで、子どもたちは足を取られて悪戦苦闘しながらも丁寧に植えていた。

(児童)
「(Q.どうしたの?)さっき転んだ。(Q.やってみてどう?)疲れる」

「はんこたんなは動きづらいし、ちょっと暑い。昔の人は虫も嫌いになれないし、でも手植えでやらなければいけない。みんなの食料のために頑張ってやっててすごい」

「きょうの苦労を思い出して食べたい」

23日は“青空に鳥海山”が映える絶好の田植え日和。
秋には稲刈りも体験する予定で、収穫したコメは手伝ってくれた農家と一緒に味わうという。

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