岩手県大槌町では5月22日、全国から幼稚園や保育所の職員が参加する「保育防災サミット」が開かれました。災害から幼い子どもの命を守るための催しです。

東京のNPO法人が企画した「保育防災サミット」には、全国の幼稚園や保育所の職員など約40人が参加しました。

22日は消防職員の研修などを手掛ける企業の代表・鎌田修広さんが「幼稚園や保育所では、地域の住民などと協力して防災に取り組むことが大切」と講演しました。

また各施設での取り組みの発表も行われ、このうち福井県の幼稚園からは落下物の心配のない場所の天井にマークをつり下げて、地震の際の避難場所として示している事例が紹介されました。

大槌町のこども園長
「大人が押し付けるのではなくて、子どもと一緒に考えるということをもっと意識して取り組んでいきたいな」

主催者・子どもの森づくり推進ネットワーク 塚原茂代表理事
「この場で色々な事情を交換し合うことで、よりまた防災の意識や取り組みが向上することにつながると思うので、開催してよかった」

参加者は様々な取り組みの事例を知ることで備えの意識を高めていました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。