ヒメサユリは、東北南部と新潟の山地に自生するユリで、初夏にかれんなピンク色の花を咲かせます。

大江町の高台にある「大山自然公園」には、もともとヒメサユリが自生していましたが、およそ30年前から町の中学生や住民などが球根を植えて、今ではおよそ6万株が花を咲かせる名所となっています。

町などによりますと、ことしは春先の気温が高かったことなどから、例年より5日ほど早く咲き始め、見頃を迎えています。

公園では22日から「ユリまつり」が開かれていて、24日も午前中から多くの人が訪れ、花をゆっくり眺めたり、写真に収めたりしながら、散策していました。

米沢市から訪れた70代の男性は「初めてヒメサユリを見ましたが、かわいらしいです」と話していました。

また、山形市に住む80代の夫婦は「ヒメサユリの花が好きで、毎年来ています。来年も来たいです」と話していました。

大山自然公園でボランティアガイドをしている松田さくらさんは「園内には、ピンク色のほかに白いヒメサユリがいくつか咲いていて、見つけると幸せになれると言われています。訪れる人たちにぜひ探してほしいです」と話していました。

大山自然公園のヒメサユリは来月上旬までが見頃だということです。

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