東京都目黒区の都議補欠選挙(欠員2議席)は26日投開票の結果、立憲民主党元職の西崎翔氏(40)と無所属新人の青木英太氏(33)の2人が当選した。5人が争い、自民党は元衆院議員を擁立したが敗れた。派閥の政治資金パーティー裏金事件を発端とした党勢低迷が響いたとみられる。投票率は24.19%。

補選は都議2人が区長選に出馬し自動失職したことに伴う。7月の都知事選や8選挙区で実施される都議補選の前哨戦と位置付けられた。他に立候補したのは、共産党新人と無所属新人。小池百合子知事が特別顧問の地域政党「都民ファーストの会」は候補者擁立を見送った。

西崎氏は子育て支援や少子化対策を訴えた。目黒区議だった青木氏は特別養護老人ホームの整備拡充を主張し、支持を広げた。

都議会(定数127)の会派構成は自民27議席、都民ファ26議席は変わらず、立民が1議席増やし15議席となる見通し。〔共同〕

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。