知事選への出馬を表明した鈴木康友・前浜松市長(15日、静岡県庁)

静岡県の川勝平太氏の辞職に伴う知事選で、前浜松市長の鈴木康友氏が15日、出馬を表明した。元県副知事の大村慎一氏に続き2人目となる。知事選は5月9日告示、同26日投開票の日程で実施される。

鈴木氏は15日、静岡県庁内で報道陣の取材に応じた。「4期に及ぶ浜松市長の行政経験や、国政議員だったこともあり即戦力を生かせる」と述べた。県西部の経済界が支援しているものの、「オール静岡で臨みたい」と話した。

川勝氏が着工を認めていないリニア中央新幹線を巡っては、「ずっと推進派だった。(環境や水などの)課題をクリアすれば着工を認める」(鈴木氏)とした。

県が遠州灘海浜公園篠原地区(浜松市)に整備を予定する新野球場構想では「周辺整備を浜松市が担い、野球場を中心にした全体で集客を図りたい」と話した。

【関連記事】

  • ・静岡知事選出馬表明の大村氏、政治姿勢「対話と実行」
  • ・静岡・川勝県政15年で幕 劇場型手法、混乱残し退場

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。