上川陽子外相は27日、イスラエルのカッツ外相と電話で協議した。国際司法裁判所(ICJ)が24日、イスラエルによるパレスチナ自治区最南部ラファへの軍事侵攻の即時停止を命じたことをめぐり「当事国を法的に拘束するものであり、誠実に履行されるべきものだ」と伝えた。

住民への被害拡大を防ぐ暫定的な措置命令だが、イスラエルは攻撃を続ける姿勢を崩していない。上川氏はラファでの全面的な軍事作戦に「反対している」と語り、ラファ検問所などで人道支援活動を阻害しないよう求めた。

カッツ氏からは、ICJによる暫定措置命令や国際刑事裁判所(ICC)検察官による逮捕状請求についてのイスラエルの立場の説明があった。両外相は引き続き、意思疎通を継続していくことで一致した。

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