岸田文雄首相は29日、今月就任したパパロ米インド太平洋軍司令官と首相官邸で面会した。首相は、北朝鮮が弾道ミサイル技術を使用した「軍事偵察衛星」を27日に発射したことに触れ、「日本は米国と共に、地域と国際社会の平和と安定に責任を果たしていく。地元の負担を軽減し、日米同盟の抑止力を向上すべく、パパロ司令官ともよく連携していきたい」と述べた。外務省によると、パパロ氏は「安全保障環境が一層厳しさを増す中で、日米同盟の重要性はかつてないほど高まっており、自由で開かれたインド太平洋を実現するため日本と協力していきたい」と語った。（谷瞳児）
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