日本維新の会は1日、大阪市内の党本部で常任役員会を開き、足立康史衆院議員(58)=大阪9区=を党員資格停止6カ月とすることを決めた。足立氏は4月の衆院東京15区補選の際、党が行った機関紙配布が「公職選挙法に抵触する恐れがある」とSNS上で指摘。適法だとする執行部が、処分を検討していた。

 党員資格停止は、8段階のうち上から3番目に重い処分。役員会後、取材に応じた藤田文武幹事長は処分理由を「党内で正当な手続きをとることなく、東京維新の会や党本部に対する批判をSNS上で繰り返した」と理由を説明した。

 処分を受けて足立氏は党本部近くで記者会見し、「異議はあるが、処分を受け入れる」と述べる一方、理由については納得できない点があるとして、近く不服申し立てする考えを示した。(小林圭)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。