【シンガポール時事】木原稔防衛相は2日午前(日本時間同)、ウクライナのウメロフ国防相とシンガポールで会談した。長期化するロシアのウクライナ侵攻への対応を巡り、「強い危機感の下で国際社会と結束し、断固たる決意で臨んでいく」と述べ、支援継続の姿勢を強調した。

木原氏は「ロシアによる一連の暴挙は国際秩序の根幹を揺るがすものだ」と指摘。「今、ウクライナで起こっていることは東アジアで起こるかもしれない」と危機感を示した。

ウメロフ氏は、自衛隊中央病院での負傷兵受け入れや自衛隊車両約100台の提供など日本の取り組みに謝意を示し、「継続的な支援について協議したい」と呼び掛けた。

ウクライナのウメロフ国防相(左)との会談に臨む木原稔防衛相=2日、シンガポール

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