衆院3補欠選挙が16日、告示された。自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件後、初の国政選挙。島根1区が唯一、自民、立憲民主両党による与野党対決の構図となった。自民は東京15区と長崎3区での独自候補擁立を断念し不戦敗。結果は9月の自民総裁選で再選を目指す岸田文雄首相の政権運営や衆院解散戦略を左右する。いずれも28日に投開票される。
3選挙区は元々自民の議席。自民が島根1区を落とし全敗となれば、内閣支持率低迷が続く首相への大きな打撃となるのは確実だ。立民は島根1区に照準を合わせ、党幹部を相次ぎ投入する。
自民の小渕優子選対委員長は16日、松江市で派閥裏金事件を陳謝した上で「国民から信頼してもらえるよう不断の決意を持って、政治や党の改革を進める」と述べ、支持を訴えた。
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