立憲民主党・安住淳国会対策委員長(発言録)

 寝入りばなの(3日の)夜中に突然電話がきて「明日(予定していた政治資金規正法改正の委員会質疑と採決)は勘弁してくれ」ということだった。そんな電話で起こされたのは国会議員として初めて。(4日午前の国対委員長会談で)浜田(靖一・自民党国会対策)委員長からは「日程は白紙にさせてください」という話があった。理由は(法案の)再修正をしたいということだった。彼の言葉をそのまま伝えれば「(自民と日本維新の会の)党首が合意したにもかかわらず、そのあと再修正というのは恥ずかしい話」だと。

 首相の質疑、本会議(の予定)を飛ばすことを与党から野党にお願いするなんて私は経験がない。自民党は民主党政権をぼろくそに言ったが、さすがの民主党政権もここまでやったことがない。迷走がひどい。

 細部をきちっと詰めないまま合意したからこんなことになったんだと思う。維新も「(維新案を)100%丸のみされたから賛成した」と(代表の)馬場(伸幸)さんも言っていたが、100%ではなかったということ。はっきり言って、ザルの合意だった。質疑でどんどん穴が出てくる可能性がある。先行きはそう楽観しない方がいい。(国会で記者団に)

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