岸田政権が今国会の目玉政策に掲げる少子化対策関連法案は4日午後の参院内閣委員会で自民、公明両党の賛成多数により可決した。5日の本会議で可決、成立する見通し。公的医療保険料に上乗せして幅広い世代から徴収する「子ども・子育て支援金」を2026年度に創設する。児童手当や育児休業給付の拡充に支援金を充てる。立憲民主党など野党は「事実上の増税だ」と支援金を批判し、法案に反対した。  岸田文雄首相が23年1月に「異次元の少子化対策」に取り組むと表明し、約1年半かけて検討、議論してきた政策が順次実行に移る。赤ちゃんの生まれる数は減少が続き、22~23年は2年連続で70万人台となる見込み。少子化に歯止めをかけられるかどうかが問われる。


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