岸田文雄首相(自民党総裁)は5日午後、自民派閥の裏金事件を受けた政治資金規正法改正案を審議する衆院政治改革特別委員会で、公明党の中野洋昌氏に対し「今回の一連の政治資金制度改革の議論の発端は我が党が作った」と答弁した。その上で「我が党は、今般の一連の事案の真摯(しんし)な反省のもと、原因をつくった立場として実効性のある再発防止策、改革案を提案しなければならないという思いで取り組んできた」とし、「今国会での政治資金規正法の確実な改正と政治の信頼回復に全力で取り組んでいきたい」などと答弁した。

 中野氏はまた、日本維新の会が企業・団体献金の禁止を主張していることに関し、馬場伸幸代表の政党支部の収支報告書に言及し「個人寄付の9割近くが会社役員だった。これでは個人の経営者の献金と言われてしまう」などと述べた。

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