日本維新の会の馬場伸幸代表は5日の党会合で、政治資金規正法の改正案を巡る自民党との修正協議について「最終的には当初の約束どおり、維新案を100%のむという結果になった」と述べた。「合意を破棄することも視野に入れながら交渉を見守っていた」とも明かした。

馬場氏と岸田文雄首相は5月31日に会談し、法案修正で合意した。政策活動費の10年後の領収書公開や調査研究広報滞在費(旧文通費)の使途公開、未使用分の国庫返納を義務づける法整備など3項目で折り合った。

その後、自民党は政策活動費の使途公開対象に関して1件あたり50万円を超える支出に限ると修正案に盛り込んだ。維新は全てを公開対象にするよう求め、再度の修正で50万円以下も使途を公開する内容になった。

馬場氏は「自民党が譲歩を重ね、最終的に維新案をのんだ。ドタバタしているのは自民党で我が党は微動だにしていない」と強調した。

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