林芳正官房長官は7日の記者会見で、中国海警局の船4隻が同日午前、沖縄・尖閣諸島周辺の日本の領海に侵入したとして、中国側に抗議したことを明らかにした。4隻は機関砲のようなものを搭載していたといい、林氏は「いずれも砲らしきものを搭載した4隻の船舶が領海に侵入するのは初めてのケースだ」と述べた。

 林氏によると、4隻は午前8時半ごろから尖閣諸島周辺の接続水域に入り、10時半ごろから領海に侵入した。海上保安庁の巡視船が繰り返し退去を求め、およそ2時間後に領海を出たという。林氏は「侵入は国際法違反であり、外交ルートで厳重に抗議した」と述べた。(笹川翔平)

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