自民党鹿児島県連大会で挨拶する森山裕総務会長(8日、鹿児島市内)

自民党の森山裕総務会長は8日、政治資金規正法改正案について公明党や日本維新の会の主張を受け入れたことに理解を示した。「迷惑をかけたところが迷惑を被ったところの言われることに謙虚に耳を傾けることが当然のことではないか」と述べた。

鹿児島市内の党会合で語った。政治資金パーティー券購入者の公開基準額は公明党の主張に配慮し当初案の「10万円超」から「5万円超」に引き下げた。

森山氏は改めて「今国会で成立させて国民の皆さんの信頼をしっかり取り戻すのが一番大事な課題だ。法律で担保することほど強いことはない」と強調した。規正法改正案は6日に衆院を通過し、7日に参院で審議入りした。

菅義偉前首相も同会合に出席し、講演した。菅氏は森山氏について「付き合えば付き合うほど素晴らしい力を発揮してくれる。今は国政を動かしているのは森山総務会長だと言っても言い過ぎじゃない」と評価した。

菅氏が首相だった時に森山氏は国会対策委員長を務めた。両氏は近い間柄で、今でも定期的に会合をする。

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