日米防衛装備品の開発や生産、維持整備を促進するための定期協議「DICAS(ダイキャス)」の初会合が9日、防衛省で開かれた。協議は11日までの3日間で、米艦艇の日本での維持整備などをめぐって議論される予定だ。

 DICASは、日米の防衛産業の連携を目指して、4月の日米首脳会談で新設が決まった。この日の初会合には、日米の防衛当局者約20人が参加。日本側からは深沢雅貴防衛装備庁長官らが参加し、米側からは装備の取得・維持・整備担当のラプランテ国防次官など国防総省関係者らが出席した。

 今後、防空ミサイルの共同生産・開発や米軍艦艇・航空機の日本での維持整備などについて議論する予定。民間企業も議論に参加し、11日には、米軍艦艇の維持整備について、個別項目での作業部会が開かれる予定だ。(里見稔)

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