岸田文雄首相(自民党総裁)は10日の参院決算委員会で、9月の総裁任期までに憲法改正を実現する意欲を改めて強調した。「一歩でも議論を前に進めるべく党として最大限努力していく方針は全く変わりがない」と述べた。「時間的な制約があることは事実だ」とも説明した。

首相は1月の施政方針演説で、総裁任期中に憲法改正に取り組むと主張した。同党の浜田靖一国会対策委員長は5日の記者会見で、首相の任期までの憲法改正は難しいとの考えを示していた。

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