自民党の小渕優子選対委員長は10日、派閥裏金事件の影響により地方選で相次ぐ推薦候補の敗北に関し「責任を感じる」と盛岡市内で記者団に述べた。地方選には地域事情もあるとし「敗因を分析し、次に生かさなければならない」と語った。
自民は4月の衆院3補欠選挙で全敗した他、静岡県知事選や東京都港区長選、栃木県鹿沼市長選で推薦候補が落選した。
小渕氏は党岩手県連幹部らとの政治刷新車座対話に出席。県連側は「党本部と地方が一致結束する必要がある」として、9月の党総裁選で地方票の比重を増すよう要求した。小渕氏は「党改革の一つとして取り上げたい」と理解を示した。
松山政司参院幹事長が出席した奈良市での車座対話では、奈良県連側から「自民は下野しないという緩みがあるのではないか」「地方の声を第一に考えてほしい」との意見が出た。〔共同〕
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