立憲民主党は10日、岸田文雄内閣に対する内閣不信任案を衆院に提出する調整に入った。19日に開催される見通しの党首討論を踏まえて、不信任案提出の時期を判断する。日本維新の会や国民民主党など野党の賛同を得られるかが焦点となる。

 立憲は10日の執行役員会でこうした方針を共有した。党首討論での立憲・泉健太代表に対する首相の答弁を踏まえ、立憲が維新や国民民主など野党各党に内閣不信任案の共同提出を呼びかける。

 今国会で立憲が内閣不信任案を提出した場合、昨年12月の臨時国会以来となる。このときは、維新をはじめ、すべての野党が衆院本会議での採決で賛成した。今回は、自民党派閥の裏金事件を受けた政治資金規正法改正をめぐり、衆院採決で自民案に賛成した維新の対応が注目される。

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