自民党は、派閥が担ってきた人材育成を党が行う取り組みの一環として、ことし3月から若手議員らを対象に政治史や外交などをテーマとした勉強会を開催し、最終回の10日に岸田総理大臣が出席して修了式が行われました。

この中で、岸田総理大臣は「自民党は、旧来の派閥ではなく、真の政策集団を基軸とする新たな党に再生していかなければならない」と述べました。

そして、大正時代の総理大臣、原敬は、世論を政治が背いてはならないものと位置づけていたとしたうえで「信念を持ち、ぶれずに世論を重視した政治を日本の未来のため、国民のために進めなければならない」と強調しました。

そのうえで「今、自民党に対して国民から大変厳しい目が注がれている。国民の信頼を取り戻し、政治を前に進めていくため、われわれ一人一人のたゆまぬ努力と鍛錬が不可欠だ」と述べ、信頼回復に向けた結束を呼びかけました。

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