新潟県佐渡市の「佐渡島の金山」をめぐっては、6月6日にユネスコの諮問機関が、4段階の評価で上から2番目となる「情報照会」の勧告をまとめ、この中では、世界遺産への登録を考慮するに値するとしつつ、江戸期よりあとの証拠が大部分を占める一部の地区を除くことなど、3点の追加情報を求めています。

これについて花角知事は、12日の定例会見で「勧告は、世界遺産登録に値する価値があるということは認めたうえで、価値をより明確化する、あるいは保護措置を強化するために3点の指摘をしている。それについてどう対応していくかは、いま、国や佐渡市と一緒に勧告の内容を分析をして、対応を検討している」と述べました。

そのうえで、7月21日からインドで世界遺産委員会が始まり、「佐渡島の金山」については、26日から29日の間に審議される見通しが示されたことを踏まえ、花角知事は「とにかく登録を実現すること、7月の世界遺産委員会で登録されるよう、あらゆる努力をしたい」と述べ、登録に向けて全力を尽くす考えを改めて示しました。

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