岸田総理大臣は、日本時間の13日朝5時すぎ、イタリア南部のプーリア州に政府専用機で到着しました。
日本時間の午後に開幕するG7サミット=主要7か国首脳会議に出席します。
14日にかけて実質的な討議が行われる今回のサミットでは、ウクライナや中東、インド太平洋情勢といった地域情勢に加え、経済安全保障やAI、気候変動など、幅広い議題について意見が交わされる見通しで、岸田総理大臣としては、去年の広島サミットの成果を踏まえて日本の取り組みや立場を発信し、議論を主導したい考えです。
このうちウクライナ情勢をめぐっては、制裁で凍結したロシアの資産をどう活用するかが焦点となり、岸田総理大臣は、ウクライナへの支援のあり方も含め、日本の考えを説明する方針です。
また経済安全保障などの討議では、中国による過剰生産の問題への懸念を表明し、ルールに基づく自由で公正な経済秩序の重要性などを訴えることにしています。
このほかAIをめぐっては、ルールづくりに関する国際的な枠組みを、日本が中心となって設けてきたことなどを説明し、今後も取り組みをリードする姿勢をアピールしたい考えです。
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