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19日に日本記者クラブが主催した共同記者会見には、東京都知事選挙に立候補を予定している現職の小池百合子氏、参議院議員の蓮舫氏、広島県安芸高田市の元市長石丸伸二氏、航空自衛隊の元航空幕僚長の田母神俊雄氏の4人が参加しました。
最も訴えたいことは
冒頭、最も訴えたいことをそれぞれ述べました。
小池氏は「首都防衛に力を込めている。『東京大改革3.0』を続けていく。都民の命と東京の未来を守る戦い、これを都民に訴えていきたい。2期8年、全公約164項目の90%を達成、推進している。都民のため都民とともに世界で1番の都市、東京にしていく」と述べました。
蓮舫氏は「若者の手取りを徹底して増やす。都をガラス張りにする。東京都の行政改革を進め、都のおよそ6000の事業で納めた税金がどのように使われたのか、しっかりと公表する。行政改革の果実が出たらちゅうちょなく、若者や現役世代、シニアに振り分けたい」と述べました。
石丸氏は「仕事をするふりをして、一向に成果をあげない政治屋を一掃したいと考えてきた。『恥を知れ、恥を』。これが国民の思いだ。東京の政治が変われば日本の政治が変わる。私たちの力で東京を動かしていこう」と述べました。
田母神氏は「結果を出す政治でなければならない。都政は都民の安全と豊かな暮らしを実現しなければならない。公約のよしあしよりはこの人は実現する能力があるのか、その実行能力を十分に判断してもらいたい」と述べました。
少子化対策については
また、東京都の去年の出生率が0.99と1を下回る中、少子化対策について述べました。
小池氏は「東京の出生率を引き上げるため、18歳以下を対象に毎月5000円を給付する『018サポート』や高校授業料の実質無償化などを実施してきた。重要なのは、お母さんの数を減らさないことで、今後、無痛分べんの費用助成にも取り組みたい」と述べました。
蓮舫氏は「少子化の理由は非婚化が進んでいるからで、望んでいるが結婚できない貧困の若者が増えている。未来に希望が持てないのであれば、10年かけても今の子どもたちが社会に巣立つときに不安と負担のない東京都をつくることが長い目で見た少子化対策だ」と述べました。
石丸氏は「未婚者をどう婚姻に結びつけていくかは都市部だけでは解決できない。都市への集中、過密がその大きな背景になっているので、そこへの取り組みや視点が欠かせない」と述べました。
田母神氏は「日本では結婚できなければ子どもが生まれない。そのため、若者については都民税を半額にするなどの施策を行い、とにかく所得を増やしてあげることが大事だ」と述べました。
このほかの立候補者
東京都知事選挙にはこのほか、諸派の新人で、タレントの清水国明氏(73)が、立候補を予定しています。
清水氏は「災害対策の強化」や「透明・安心なくらし」、それに「社会的弱者の支援」などを公約に掲げています。
具体的には「災害対策の強化」として近隣自治体と連携した2次避難先の確保や、トレーラーハウスを活用した避難所の整備などを進めるとしています。
また、「透明・安心なくらし」として、行政文書のすべての開示や、新宿区歌舞伎町の通称「トー横」に集まる子どもの支援を行うこと、「社会的弱者の支援」として、高齢者に配慮したIT改革を進めるなどと訴えています。
候補者数は過去最多だった前回・4年前の22人を大きく上回り、50人を超える可能性があります。
18日までに立候補のための事前の手続きを済ませている方々です。
東京都知事選挙は、6月20日に告示され、7月7日に投票が行われます。
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