林芳正官房長官は21日の記者会見で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)がサイバー攻撃を複数回受けて機密情報が外部に流出した可能性があることについて発言した。「不正アクセスがあったネットワークではロケットや衛星の運用などの機微な情報は扱われていない」と説明した。
2023年から24年にかけて攻撃があり、秘密保持契約を結んでいた外部機関の情報を含む1万以上のファイルが流出したとみられる。林氏はJAXAが調査を始めたと明らかにし「不正アクセスに関係しうる一部のネットワークの遮断などの措置を講じた」と述べた。
内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)などが調査に協力する。林氏は「複雑化するサイバー空間における日本のサイバーセキュリティーの強化に努める」と強調した。
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