花を手に平和の礎を訪れる子どもたち(22日、沖縄県糸満市の平和祈念公園)

沖縄は23日、太平洋戦争末期の沖縄戦で犠牲になった人々を悼む「慰霊の日」を迎えた。79年前のこの日、多数の住民を巻き込んだ地上戦の末、旧日本軍の組織的戦闘が終結したとされる。最後の激戦地、沖縄県糸満市摩文仁(まぶに)の平和祈念公園では沖縄県と同県議会の主催で「沖縄全戦没者追悼式」が開かれる。

追悼式には玉城デニー知事や岸田文雄首相、衆参両院議長、遺族代表らが参列し、正午に犠牲者に黙とうをささげる。玉城氏は沖縄の米軍基地負担の軽減や平和の必要性を訴える平和宣言を行う。

国籍や軍民を問わず、沖縄戦の戦没者名を刻んだ石碑「平和の礎(いしじ)」には今年、戦艦大和の乗組員など181人が追加刻銘され、総数は24万2225人となった。

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