自民党の菅義偉前首相は26日発売の月刊誌「Hanada」8月号のインタビューで、党派閥の政治資金問題を巡り、岸田文雄首相の責任論に触れた。「岸田総理自身も各派閥と同じような処分を自身に科すべきだった、責任を取るべきだったのではないか」と述べた。
首相が派閥を解消したことは評価した。一方で「やるならすべての派閥を一気に解消すべきだった」とも語った。
次期衆院選については「自民党にとって厳しい戦いになる」と話した。「政権交代もあり得るくらいのことを考えて選挙に臨まなくてはならない」と強調した。
9月の党総裁選に関しては「自民党を覆っているこの嫌なムードを払拭する機会にしなければならない」と指摘した。党内には若い優秀な議員がいると触れたうえで「おのずと意欲ある若手が出てくるのではないか」と提起した。
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