内閣広報官は、内閣の重要政策を広く国民に発信する広報の責任者で、総理大臣が国内外で行う記者会見をとりしきる役割なども担っています。
関係者によりますと、政府は3年前の岸田内閣の発足以来、内閣広報官を務めてきた四方敬之氏を近く退任させ、後任に、外務報道官の小林麻紀氏を起用する方向で最終調整を進めています。
小林氏は、東京都出身の57歳。
平成2年に外務省に入り、中南米局長や欧州局政策課長などを歴任し、去年から外務報道官を務めてきました。
内閣広報官への女性の起用は3人目で、岸田総理大臣としては、女性活躍を推進する姿勢を示すとともに、広報業務や国際経験が豊富な小林氏のもとで、政権に関する情報発信の強化を図るねらいがあるものとみられます。
政府は調整を終えしだい、近くこの人事を閣議決定する方針です。
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