木原稔防衛相は28日の記者会見で、航空自衛隊の移動式警戒管制レーダーを沖縄県の北大東村に配備する方針を決定し、村側に伝達したと発表した。中国軍の太平洋への進出を踏まえ、「太平洋側に位置する北大東島は、わが国周辺の警戒監視を常続的に行っていく上で重要な位置にある」と強調した。
伊豆諸島や小笠原諸島を含む太平洋の島しょ部には固定式レーダーはなく、警戒監視の空白地帯となっている。配備は村有地2カ所計8ヘクタールを取得し、隊員30人程度が常駐する計画で現地調査を進めてきた。今後、住民説明会を行い、早期配備を目指す。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。