衆院は28日、衆院議員に夏のボーナスにあたる期末手当を支給した。23日に閉会した通常国会の本会議を全て欠席した秋本真利衆院議員=比例南関東、自民党を離党=、池田佳隆衆院議員=比例東海、自民を除名=も受け取り、支給額は他の議員と同額の318万9710円だった。

 2人はいずれも「政治とカネ」をめぐる事件で立件され、本会議を欠席し続けた。しかし、議員である限り、歳費や期末手当の支給が停止される規定はない。国に自主返納すると公職選挙法で禁じる寄付行為に当たる恐れがある。

 立憲民主党の泉健太代表は28日の記者会見で「本来なら自発的に(議員を)辞めるのがあるべき姿だ」と語った。

 秋本氏は、政府の洋上風力発電事業をめぐる汚職事件で昨年9月に逮捕、起訴され、閉会直前の今月20日に保釈された。池田氏は派閥の裏金事件で1月に逮捕、起訴され、2月に保釈された。

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