岸田文雄首相は29日、甲府市を訪れ、自民党山梨県連幹部らと懇談した。再選に意欲を示す9月の党総裁選に向け、党員の支持獲得をにらんだ地方行脚をスタート。「ポスト岸田」候補の石破茂元幹事長や河野太郎デジタル相らが動きを活発化させる中、内閣支持率が低迷する首相にとって地方票の確保が課題となる。

 首相は懇談で、電気・ガス料金補助や燃油価格抑制といった物価高対策や子育て支援など地方の関心が高い政策を説明し、政権の取り組みに理解を得たい考えだ。

 その後、県内の電子部品製造会社工場や先端技術を活用したスマート農業に取り組む企業も訪問する。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。