升永弁護士(左から2番目)や憲法学者らによる選挙制度のシンポジウム=東京都文京区で
専修大の棟居快行(むねすえ・としゆき)教授は最高裁の「合憲」判断を疑問視。「(投票価値を平等にして)1人1票にしなければ、国会議員は憲法で規定された『全国民の代表』と言えない」と語った。明治大の斎藤一久教授は直近3回の参院選が3倍以上の格差となっている点を挙げ「改革していない。主権者として危機感を持つ必要がある」と指摘した。 シンポジウムは幅広い法学研究者が参加する日本比較法研究所が主催。進行役を務めた中央大の橋本基弘教授は「民主主義、選挙という国民の政治参加について広い視点で考えたい」と語った。同研究所は今秋にもシンポジウムを開く予定。(大杉はるか) 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。