東京都知事選は7月7日の投開票まで1週間となった。選挙戦最後の日曜、ラストサンデーの30日、無所属新人の田母神俊雄氏(75)は、練馬区の都営大江戸線光が丘駅周辺で「都民税を減らして、若い人たちの実質所得が増えるようにしていきたい」と訴えた。

聴衆と握手する田母神俊雄氏=6月30日午後0時55分、東京都練馬区で(松島京太撮影)

6月25日には新宿・歌舞伎町でホステスやバーテンダーら若者約100人と交流。田母神氏は「若い人が選挙に行ってくれれば、私も可能性が出てくる」と語り、若者世代に対しての浸透を図る戦略を続けている。 演説では、住宅手当を増やした企業に対して法人税を減額する政策も紹介。「東京都の少子化を改善するために、所得を上げて結婚する人を増やす」とした。 財源確保策について「都が使っている無駄予算を削る」として、外国人への生活保護費支給を「即刻やめたいと思う」と述べた。

キャバクラで働く女性たち約100人に政策を訴える田母神俊雄氏=6月25日午後7時15分、東京都新宿区で(三宅千智撮影)

他には、ソーラーパネル設置義務化反対や神宮外苑の再開発中止を掲げたほか、「誇りと自信を持った日本人を育て上げたい」と教育政策の転換を訴えた。(松島京太) 

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