鬼木誠防衛副大臣は3日、防衛省で沖縄県の玉城デニー知事と面会した。県内で米軍兵士による性的暴行事件が相次いでいたのにもかかわらず、事件の情報を政府が県に提供しなかったことに玉城氏が抗議した。再発防止や日米両政府による被害者への補償などを求めた。

鬼木氏は「このような事案が発生したのは極めて遺憾だ。米軍人などによる事件・事故は、地元の皆さまに大きな不安を与えるもので、あってはならない」と述べた。米側に遺憾の意を伝え、綱紀粛正と再発防止の徹底を求めたと説明した。

林芳正官房長官は2日の記者会見で、情報共有が不十分だとの県からの指摘に関して「在日米軍の事件・事故が地元の方々に不安を与えることのないよう、どのようなことができるのか関係省庁で検討する」と述べていた。

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